人狼ゲームの考察に使える情報

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最近人狼ゲームのチュートリアルを作っているバニー芳一です。

今回は自分が実践する考察方法をまとめました。

筆者は主に『人狼ジャッジメント』の9スタ村、11A村、12B村(準初心者・誰でも)でプレーしています。

怪しくなりがちな行動

特徴①人狼は自分さえ生き残ればいい
＜具体例＞
・誰を怪しむか曖昧

疑いを向けた相手に疑い返されると困るので、とりあえず中立に立とうとする。2択を迫られて「ええーわかんねー」を連呼し他の考察が一切なければ、日和見の人狼っぽい。

・逆に理由なく決めつける
「お前だ！」「なんで？」「……」

そんなに生き残りたいか！？
理由が弱すぎる場合もこれにあたる。

・全方向殴り
「お前怪しい、お前も！こいつもこういうところが変」

全員を処刑できるように準備しているだけ。市民は人狼と思わしき人物を選んで処刑しなくてはいけないため、ここまで悠長にするのは目的と行動が一致していないことになる。

もしあなたが市民で、本当に全員怪しくてどうしようもない時は、怪しさの順序をつけるなり「中でもこいつが1番怪しい！」みたいなことを明言しておくと良い。

・自分と他人で別の論理を使う

芳一「バニーさんはあのタイミングで時短せず議論させようとしていたね。わざと議論を長引かせて狩人を探ろうとしてたんじゃないですか？バニーさん怪しい」

バニー「芳一さんこそ議論を縮めて、人狼を探させたくなかったように見えるけど」

芳一「それは人によって考え方とか、方針とか違うじゃないですか」

バニー「じゃあ僕が時短したがらなかったことも人による考え方の違いだろ。なんで僕を怪しんだ？」

他人をAの理由で殴るが、そいつにもAの理由が当てはまっているパターン。他人を殺すことだけ考えているとありがち。

特徴②人狼は最初から答えを知っている

＜特徴＞
・仲間の狼にだけ対応が違う
ライン繋ぎ、ライン切りを意識しすぎてこのような行動になる事がある。

・相手が市民とわかっているかのような結論
いわゆる視点漏れ。

・どの役職者からも相手にされていない
（9スタはともかく）ほとんどの場合人狼が役職者に名乗り出る。

そのため、全ての役職者からスルーされているということは人狼からもスルーされているということになる。チェックすべき相手。

逆に全役職者からボコられている場合は白が多い。とはいえ順当に人狼が怪しまれて仲間からも見捨てられる世界線があることも留意。

上記の要素を以下の要素と照らし合わせて考えると正答率が上がります。

重要：市民は感情と行動が一致する

長時間殴り合っている割には「こいつ殺せ！」となかなか言わないし、相手への見解も微妙に出てない。

「なんで霊能守らねーんだよ！狩人は！」と怒っているのに、狩人がCOしても一言も言及しない。

意欲的に殴り合おうと言っていたが、結論「こいつでまあいっか雑に」と考察もなく殺しに行く。

こういう姿勢・感情と実際の行動の乖離は人狼ほど起こりやすいです。

市民側は姿勢・感情（人狼探し）と実際の行動（人狼吊り）が一致しますが、

人狼の場合は嘘をつかなくてはいけないため、姿勢・感情（演技上の人狼探し）と実際の行動（自分が生き残るためならなんでもいい）が乖離します。

今あげた例では、

（ラインが切れていると思わせるために）長時間殴り合っている割には（相手が仲間の人狼なので）「こいつ殺せ！」となかなか言わないし、相手への見解も微妙に出てない。

「なんで霊能守らねーんだよ！狩人は！」と怒っている（演技をした方が市民っぽく見えるので演技をしている）のに、狩人がCOしても（責めると自分が疑われそうなので）一言も言及しない。

（人狼探してますアピールのために）意欲的に殴り合おうと言っていたが、（実際自分が生き残れれば良いだろ）結論「こいつでまあいっか雑に」と考察もなく殺しに行く。

こういう人狼の探し方が1番当たります。

リアルにあった例では、9スタ村の残り1人狼で狂人の生死が不明な状況がありました。

Aさん：占い師CO、Bに黒判定
Bさん：占い師CO、Cさんに白判定
Cさん：確定白、寡黙
Dさん：完全グレー、1人目の人狼を処刑する流れを使った張本人
自分：霊能者CO

ここで筆者は「占い師は残りの人外予想を教えて」と質問しました。

Aさんは「霊能結果で残り1人狼とわかっていて、私は人狼がBだと当てている。B吊りで。狂人は知らない」
Bさんは「予想ではD人狼でA狂人。仮にAが人狼だったら死亡したアイツが狂人。D吊りで終わらなかったらAで勝てる」

墓場ではD吊りコールでしたが、自分はA吊りで人狼を当てました。

Aを処刑した理由は、

・D黒なら仲間にとどめをさしすぎ（Dの白要素）
・AがDを全く庇わず、狂人位置に無関心すぎる
・C狂人が否定できないため、今日勝負をつけたい

墓場の発言でもそうでしたが、2-1占い黒が極端に少ない9スタ村ではD吊り→終わらなかったら占い決め打ちがアンパイです。
筆者も他の要素が拾えていなかったらそうしていました。

つまり、客観的に見ればDが1番死にやすい状況です。

A視点、Dが処刑されて狂人がCならPPされる可能性があります。しかしAは全くそれを恐れていないようでした。なんなら「狂人誰だったんだ？」とすら考えていません。

これは感情と行動の乖離です。

真占い師の場合
「B殺せば勝てる、Cが市民ならD吊りでもいいけどCの狂人を否定できる要素ない」→B吊り希望を強く望み（行動）、できるだけDを殺させたくない（感情）

↑であるはずなのに↓なる

人狼の場合
「2回無駄な処刑をさせれば勝てる、Cは確定白だからBDだな」→B吊り希望をする（行動）が、D吊りを恐れない（感情）

Aさんには上記のような乖離が起こっていました。だから吊れました。

人狼ゲームには、これをしていたら絶対人狼！みたいな発言は正直ないです。
怪しくなるよー程度です。

しかし、「怪しくなりがちな発言」と姿勢・感情と行動の乖離を照らし合わせると、かなり高確率で人狼を当てられます。

試してみてください。

【おまけ】9スタの初心者人狼を狩る

準初、誰でものどちらでも下記のような初心者がいます。体感8割人狼なので吊っていいです。

・把握する物事が多い人

「占い把握です」「2-1でグレー5ですね」「霊能把握です」「進行よろしく思います」「仮指定ありですか？」「仮指定把握です」「回避から把握です」

3、4戦してきた人は、処刑されたくないがために焦って上記のような考察には役立たない発言の連発をしがちです。
（つまり初心者部屋では白もよくやることです）

慣れるとそれが減りますが、人狼の時だけまた焦ってやってしまう初心者はいます。

10回人狼を引いたらある程度落ち着けるようになるはずなので、このような傾向も消えるとは思いますが……準初心でもやっていたら結構高確率で人狼。

・疑われても反論しない人

バニー「芳一さんあやしいね、人狼っぽい」
芳一「すみません」

これはほぼ人狼。10回吊って1人白がいるかなくらいです。

自分が市民とわかっていたら大概反論します。論理的な理由とかが立てられなくても、「でも自分は市民なんです」くらいは言います。それが事実ですから。

初心者視点だと人狼=嘘をつく悪いヤツ的な認識が抜けていないこともあり、疑われて謝る人狼がいます。

・仲間の人狼に構わない

人狼は基本的に騙すための発言しかしません。自分の仲間を騙す必要はないので、質問をしたり殴ったりなど構わないのです。

ライン繋ぎ、ライン切りを学んでこの傾向は薄れていきます。10戦ほど初心者部屋を観戦したところ、この理屈は使えそうでした。準初・誰でもで偶にこれを見ます。

・対抗と自分の白に絡む占い師

芳一「バニーさんが対抗占い師か。対抗に白出てるから狂人ね」

このくらいは全然あり。

芳一「バニーさんその発言変だなぁウェイウェイウェイバニーさんの疑い先、全員から見て真目下がってると思うよおォ！？」

これで本物だった試しがないです。

決め打ち時や処刑先が占い師に固定されている時ならともかく、占い師2co盤面を代表とする「占い先を探したい議論時間」にむやみに対抗占い師に絡んでいたらほぼ偽。

逆に白黒要素に取りづらかったのが

・思考ロック

自分の場合、7割白だった。途中で「他の可能性もあるから一応ちゃんとログは見るけど、でも芳一90%の確率で黒と見てるから」みたいなことを言うタイプだとより白が多かった。

理屈立てて説明できないので、あまり信用しすぎなくても良いと思いますがね……。

ただ盤面上その人の黒があり得なくなったのにまだ追求する人は「他に言及できないけど発言数を稼ぎたい」思考の黒です。

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