すれ違い ページ10
shp「え゙ッまぁ…はい、どうぞ。別に悪いことせんしな」
少々ギクついたショッピだったが、報告してからなら下手な事はしてこないだろうと微量の安心を手に入れる。
あの人への警戒は多分…今後暫く外せないだろうなぁ、まぁただ幼女が好きなだけで疑うのは申し訳ないけど それ以上に怖い。物凄く馴れ馴れしいから。
総統室の扉をノックし、ガチャと開ければそこにはオスマンと椅子に腰掛ける総統が居た。
二人は会話を止め私へ視線を移す。
gr「やっぱりAか」
『ノックの仕方で分かるんですね。』
オスマンの隣へ歩きながら、今日の夜ショッピの部屋へ入らせてもらう事を伝えた。
あからさま「うわ…」という顔をされつつも了承を得る。
うん、ショッピ。君多分すごいヤバい事言ってると思うよ(語彙喪失)
用事はそれだけだから、邪魔をしないようとっとと退出しようとしたその時
os「…怒っとる?」
と。
os「帰ってきてくれたことは俺も嬉しいよ。でも…――」
『あぁ…大丈夫だよ。何とも思ってないから』
今の返事にオスマンは少しショックを受けたように小さく声を漏らす。
オスマンにしては珍しく気持ちを表に出した。そして普段は猫のように見える糸目が、への字みたいに緩く下がった。
os「ち、違うねん、見捨てようとはして、へん…俺もAを助けに行かなとは思っとった…!けど、…国優先したんは事実やし……」
『??…何の話?』
os「え―――だって今の声色、絶対怒っとるって…」
私がいつ怒った?
苛立った覚えは毛頭ない。声色が不機嫌なのは元からだと思う。
わけがわからず、総統とオスマンを交互に見るうち解釈のすれ違いに気づいた。
『何とも思っていない』、これをまずオスマンは無関心か呆れのように聞き取ってしまった。私はただ本当に何とも思ってないだけ。
その後不安げな表情のオスマンを見て、私は疑問の顔を浮かべたはずだが、これもまた嫌悪を抱いているように見て取れたと。
完璧なすれ違いにより生まれた会話だったのだ。
というか私がこの国の言葉に込められる意味を完璧に理解できていない故に生まれた事故でもある。
もう少し我々国に触れていれば治るだろうか。
会話を弾ませるのがどうも苦手なわけで。
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オバケ(プロフ) - プチトマトのチーノwww変な二つ名ついてるwww更新頑張ってください。 (4月21日 8時) (
レス) @page14 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ふみさん私もです!めっちゃ良いお話です❣️更新頑張ってください〈^o^〉シャオちゃんの顔文字だよ! (3月29日 10時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - めちゃくちゃいい話です!!! 高評価とコメントお気に入り登録させていただきます👍 (3月16日 10時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2024年3月15日 17時
