翡翠は言う ページ7
ここからは国に帰ってからの話だ。シャオロン、ゾムとの帰還中に眠ってしまって、目を覚ましたらペ神さんが「起きたぁぁぁ」と抱きついてきた記憶しかない。
首に打たれたのは筋弛緩剤で合っていたようだ。それも通常より些か強力なもの。
しかも相当下手な打ち方だったらしく、よく生きてたなと言われた。
『ご、ごめん なさい』
gr「ん?何故謝る?Aのおかげで我々は勝利したんだゾ?」
『でも帰還――あ、そうだ インカムを失くしたせいで…』
gr「…安心した。君が裏切らなくて良かった。」
◆
帰還中 我々国 城下町付近
zm「…なんか薬入れられてんな」
sha「これ寝顔 バカ可愛くない?」
zm「お前さぁ…」
ペ神のとこまではゾムがAを抱えて運んだ。
眠ったまんまで足をぷらぷらさせる様子は、普段のAからは考えられへんほど幼女のようで可愛らしい。
ショッピが飛びつくはずやこれは…
sha「ふふっヤバい可愛い…」
zm「……なぁシャオロン、」
Aの上半身を支えるゾムの手に、グッと握力が籠もるのを見た。
ゾムの表情はどこか悔しそうな、それに獲物でも捕えたような熱を目に孕ませていた。
zm「…Aがさぁ、仮に大人んなるまで
sha「いや流石におるやろ。グルッペンが置いとくんちゃう?」
zm「まぁそうやとしてさ、…どうする」
sha「どうする―――って何が?」
zm「…Aの事食わへん男が軍におるかって話や…」
ゾムは顔をふいっと背ける。その耳は少し赤い。
確かにせやなぁ…あの船乗りでさえAを“そういう目”で見てたんやで?
我々国の男どもがそういう思考にならへん訳が無い
まぁグルッペンが許さんやろうけど。
…いやそれな?どうする??
もしグルッペンがAを夜の世話係とか言い出したら俺止められへんで?
zm「…ちっちゃいなぁこいつ」
Aの寝顔を見つめるゾムは、小さく口の端を上げた。
既に性的な欲望が渦巻いているゾムの瞳を
俺は見なかったことにする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 414人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オバケ(プロフ) - プチトマトのチーノwww変な二つ名ついてるwww更新頑張ってください。 (4月21日 8時) (
レス) @page14 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ふみさん私もです!めっちゃ良いお話です❣️更新頑張ってください〈^o^〉シャオちゃんの顔文字だよ! (3月29日 10時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - めちゃくちゃいい話です!!! 高評価とコメントお気に入り登録させていただきます👍 (3月16日 10時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2024年3月15日 17時
