捜索 ページ5
zm「…なぁ、あの、アレ」
sha「せやんな。」
隣国の港へ向かった。ついた時は夜。
正直、ゾムとシャオロンの二人は城から遠く離れた港へ出向く機会がほぼなかった。
それでも二人が感じ取った違和感…
港の倉庫内だ。
無駄に人の出入りが多く、そして誰もが大した荷物を持っておらず、物珍しいものを見たような顔をしている。
「可愛い“積み荷”もいたもんだなぁ」
「あ〜あの女抱きてぇー」
「ばっかｯ、今言わなくても夜中に来ればいいだろ!」
sha「……抱きたい…、?」
ゾムとシャオロンは目を合わせ確信めいたように頷く。
あの倉庫に、Aがいる。
zm「倉庫に入れてるはず―――ってことは、検問から逃れるためか」
積み荷扱いで女性奴 隷のような…
「緑眼といい、ありゃあ高く売れるな!!」
sha「っ!…A……ｯおい!!」
「あ?誰だおま―――ｶﾞｯ、」
◆
『…迂闊だった……』
どうやら乗り込んだ後、気絶してしまったようだ。
手首は杭と繋がれた太い縄が巻き付いている。ナイフでなんとか出来ようと思ったが、既に取り上げられていたらしい。
周りは木箱だらけ。何か役に立ちそうな物もない。
「おい見ろよ!こいつは上玉だぜ」
「美人なくせに可愛くない顔しやがって…」
睨む、というよりか、無感情の顔をする。
泣く気はそうそう無いが、泣いたり怯えたりすれば余計調子に乗ると思った。
自分にしては珍しく 成す術なし 状態だ。
さすがに
暗いから夜かな。
少し肌寒い倉庫に数時間放置された上、見世物のように男が入ったり出たり。
うーん…これなら闘技場の方がマシだなぁ…
大きく息を吸ってため息を吐く瞬間、扉の開く音と共にランタンの灯りが入ってきた。
「おーい、いい子にしてたかぁ?」
『…まぁ一応』
「ははっ!そうかぁ〜、…本当ならお嬢ちゃんは下世話な豚貴族にでも売るつもりだった。だが俺は優しいからなぁ…
お嬢ちゃんにちょっくら、
「航海中俺らは、ずっと女に飢えてたもんでよぉ」
男二人か。なんとかできそうかな――
……手に何か持って…?、
「あ、気付いたか?」
『…や、やめｯ』
「お〜元気だなぁ」
注射器を持っていた。毒なのか何なのか分からないが打たれたら終わる気がする。というか確実にまずい
脚も肩も抑え込まれた。
…誰か――…、
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オバケ(プロフ) - プチトマトのチーノwww変な二つ名ついてるwww更新頑張ってください。 (4月21日 8時) (
レス) @page14 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ふみさん私もです!めっちゃ良いお話です❣️更新頑張ってください〈^o^〉シャオちゃんの顔文字だよ! (3月29日 10時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - めちゃくちゃいい話です!!! 高評価とコメントお気に入り登録させていただきます👍 (3月16日 10時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2024年3月15日 17時
