マブ ページ16
◆
…君は、
そんなふうに笑うんやねぇ…
いや、正直クソビビったで!?普段ツーンで表情筋壊滅のAが声あげて笑ったんやで!?
そりゃ驚くに決まってますやん!!
フフ、て空気を漏らすような笑いが、喉を破裂させたような爽やかな声に変わるんですよ。
いやぁ普段男どものガハハを聞いてると女の子の笑い声が一段可愛く聞こえますねぇ
無邪気で子供らしい表情を顔一面に溢れさせて、面白かった、と共感を求めてくる。
普段とのギャップに思わず惚れてまうような…
―――あぁ、ほんま好きや。これは世間一般で言う恋ってやつなんかな。
童貞なうえ青春なんか味わわなかったものでね…
かわええなぁ、A…
その可愛らしい顔を苦痛で歪めてみたい。
バカ正直で青春みたいな恋? そんなもんあるか。俺は興味ないな。
偉い元気に育ちそうなお人形さんやないの…んふ、身体もちっこいしなぁ
グルッペンに取り上げられてまう前に、ちょっと
◆
sha「執事というか金ヅルやん…」
ショッピから貰った菓子、マドレーヌというそうだ。
バターとレモンの風味が普通に気に入った。また貰えたらいいな。
『おいひい』
sha「よかったですねぇ」
zm「シャオロン マジでやっとる!!!」
sha「いやAが何も言ってくれへんからすることないねん…」
城内で仲良さげ猿同士に会うと、「シャオロンが」と笑われその度に後ろの執事(笑)が照れ隠しにキレる。
なら言わせて欲しい。逆に私に執事が必要なのか否か。
この国より余程酷い環境で、硬化前の接着剤のように粘ってきた私に人の手助けが必要な場面とは一体何か。
答えはそう、無いに等しいのである。
これでは完全に犬の散歩だ。シャオロンを自室に入れるのは少し悩むことから、演習場と城内を行き来してたまに会う面子と話す。
何だ見廻りか?今やっていることは本当に何の意味もない。
sha「あ、そろぼち飯ちゃうか?ご主人様」
『やっとか…―――じゃあシャオロン、おぶって』
sha「は!?な、何でや、お前普通に歩けるやろ!!」
『執事』
sha「オ疲レデスカAサン…」
お疲れです。
こんなに歩き回った日はL国でもそうそうなかったかもしれない。目的も無く彷徨ってまるで花を見ぬ雄の蚊のようだ。
sha「ん、乗って」
『やった』
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オバケ(プロフ) - プチトマトのチーノwww変な二つ名ついてるwww更新頑張ってください。 (4月21日 8時) (
レス) @page14 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ふみさん私もです!めっちゃ良いお話です❣️更新頑張ってください〈^o^〉シャオちゃんの顔文字だよ! (3月29日 10時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - めちゃくちゃいい話です!!! 高評価とコメントお気に入り登録させていただきます👍 (3月16日 10時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2024年3月15日 17時
