眠り姫 ページ13
◆
コンコンッ…
shp「…エミさん?」
em「食器いただきに来ました。はぁ…全く、こんな事するんは今回だけですよ!?グルさんにバレたらどないなるか…」
shp「そーなったら俺が全部庇いますやん!というか、エミさんも乗り気やったやろ?」
カチャカチャと食器を回収していくエーミール。
この食器、A用のカップにはエーミールが睡眠剤を仕込んでいた。
em「…うん、可愛らしい寝顔や」
エーミールは、
Aの柔らかい髪の毛を弄ぶように梳いた。
規則正しい寝息がスゥ…スゥ…と聞こえてくる。
Aは今、彼らに何をされようと気付くことは叶わない。
shp「エミさんは何するん」
em「俺は別に…寝顔かわええなぁで終わりや。ショッピくんは?」
shp「優しいなぁ。僕は写真撮ったあと添い寝してあげます」
em「怖いなぁショッピくん!」
ははは――…
夜中に静かな笑い声が響く。
Aは、この事実を知る由もなく明日を迎える事となる。
◆
『ん゙……ここ…』
shp「あ、おはよーございます」
……??
!?
こ、ここはショッピの部屋…
あ…昨日あのまま眠ったんだ。ご迷惑お掛けしました。
自分の左側のシーツが少し不自然に整っている。私が一面使っていたなら、もっとシワがあってもおかしくはない。
……
『…ショッピ』
shp「ん、なんすか」
『隣で寝てた?』
……
…
shp「…いいえ?
今の絶妙な間も、ショッピが私を混乱させる為にわざと黙っていたのか、それとも図星なのかわからない。
何にせよ ショッピの言うソファの跡が縒れているのは事実なわけだ。そこで寝ました、とは言っているが 別に引っかからない訳でも無いし、かと言って人様の寝床奪っておいて信じないわけにもいかない。
それにしても 何故昨日の夜あんなに眠かったのだろうか。疲弊も特にしていないはず。
『そっか…、まぁ、ありがとう。帰るね』
shp「あー途中まで着いていきますよ。僕もAさんの部屋方面に用事あるし。」
『食堂?』
shp「んいや、ちょっと資料の印刷。」
ガサ、と荒く手に持ったファイルをひらひら振って、ショッピは私の部屋付近で別れた。
…一応寝たはずなのに、少し体が重怠い。
朝飯食べれば治るだろうと我ながら脳筋な思い立ち。すぐ部屋から出て、チーノたちがいるであろう食堂へと向かった。
shp「誰が焼増しいるって言っとった…?……ん〜―――あ、シャオさんか。」
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オバケ(プロフ) - プチトマトのチーノwww変な二つ名ついてるwww更新頑張ってください。 (4月21日 8時) (
レス) @page14 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ふみさん私もです!めっちゃ良いお話です❣️更新頑張ってください〈^o^〉シャオちゃんの顔文字だよ! (3月29日 10時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - めちゃくちゃいい話です!!! 高評価とコメントお気に入り登録させていただきます👍 (3月16日 10時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2024年3月15日 17時
