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12話 ページ14

宿にて

千景)なぜあいつは鬼をしらん。

不知火)人間と関わり忘れたのか。

千景)もしくは

天霧)分からないふりですかね。

いや、それは無い。

A)多分本当に、ないんだと思う。

不知火)何故そう思うんだ?

A)記憶が無いとはいえ私や千景に刀を向ければ死刑。あの女鬼にそんな度胸はないと思う。

千景)それは一理ある。では本当にないのか。

天霧)ますます困ったことになりますね。

記憶を戻す力さえあれば

そんな力あるわけないか。

不知火)まあとりあえず連れて帰ってくればいいんじゃねえか。

千景)そうだな。また機会を考えよう。

不知火と天霧はそれぞれ自分の宿に戻って行った。

私は今、千景と二人きりだ。

怒られるかな。

千景)おいっ。

怒ってるわ。

A)なんでしょう、か

千景)なんでしょうかでは無い。お前俺の約束破っただろ。

A)それは。

千景)はあ。

A)私は千景が思ってるほど弱くない!それにあの時は土方って男が…

千景が怖すぎて私は涙がでてきた。

それを見て千景は

千景)俺は決してお前が弱いから戦うなとは言っていない。確かにあの時は仕方がなかったかもしれないな。

A)じゃあなんで言うんですか。

千景は目を見開いて。

千景)女が戦うなどあってはならない。次からは気をつけろよ。怪我はしてないか。

やっぱり世間体を気にしてるのか

A)すみません。怪我はしておりません。

千景)そうか。

それだけ言って千景は風呂に行った。

私は涙が止まらなかった。

あんなに怖い顔してる千景を初めて見た。

千景が振り向いてくれることはもうないのかな。

もう一度だけ千景に抱きしめてもらいたい

ーーーーー
千景side

俺はあの時、Aが戦ってるのをみて怖くなった。

またあのようになるのではないか。

でも少し言いすぎた。

心配だからなんて言えない。

ごめんな

A。

お前が嫌いなわけじゃない。

大好きなんだよ。

俺がもっと強くなるまで

待っててくれ

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作者名:yuinyaaa42 | 作成日時:2023年12月18日 18時

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