第89話 ページ44
貴方side
突然、後ろの方で銃声が聞こえた
その数秒後には悲鳴と共に人の波が一気に動き始める。咄嗟にラビの腕を掴んで、銃声が聞こえた方へ目を向ければ
拳銃を構えているステリア帝国軍の警備兵と地面に血を流して倒れている騒いでいた教団員が見えた
ラ:撃たれたみたいだね。
貴:あれだけ騒いでりゃ、撃たれるぐらいするだろ。
ラ:ステリア帝国軍は相変わらず手が早いね。穴だらけにされないように気をつけてね？A。
貴:わかってる。とりあえず移動するぞ。
ラビの腕を引いてブルーサファイアの方へ人に流されながら向かっていると急にぐいっ！とラビが俺の腕を引っ張った
驚きながらピタリと足を止めれば、俺の死角からぬっと現れた総統様が目の前を通過して行って心臓止まりそうになった
貴:ナイス、ラビ。
ラ:ぶつかったら流石にバレちゃうかもだもんね〜！セーフセーフww！！にしても本当に良く視界に入る人だね。
貴:人の目を惹くのが上手い人なんだよ。
ラ:うんうん、綺麗で変な人なんだもんね〜w？
貴:俺からみたらそう。
ラ:あの豪華客船の時から？
貴:割とそうかもな。
豪華客船ですれ違ったあの時から、割と強烈頭に残ってたのかもしれない。今じゃ性格もそれなりに知ってるし
動く美しい絵画は直ぐに仲間と共に人混みの中に消えていって。後ろ姿をぼーっと見ていた事に気がつく
死神の瞳なんかより、俺はあの方のほうが恐ろしいな。とか、少し失礼な事を思いつつ最後の仕事をする事にする
ラビと離れている間に設置しておいた煙幕装置を魔法で起動しようと指を合わせる
そしてパチン、と指を鳴らす前にまたどこからか銃声が響いてきてまたか気狂いでも湧いたのか？と
反射的に銃声が聞こえてきた方向を見て、視界に銃口を向けられている総統様が入って顔が引き攣ったのがわかった
ラビもうわ！とでも言いたそうな顔をしている。こんな所でやり合うなんてどれだけ恨まれてんだ！！と
叫び出したい気持ちに駆られながら、銃口を向けている人間が教団のローブを着ているのを見て
俺までうわ！と言いたくなった。というか、もしかしたら言っていたかもしれない
まぁ、後で縁を薄くする予定だとはいえお客様に怪我をされるのはなぁ。とそこまで考えたら身体は動き出す
ラビと目を合わせては苦笑しているのを視界に入れつつ、こちらも苦笑を返して
仕方ないなぁ、と呟きながら
パチンと指を鳴らした
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ゆき - この作品シリーズ大好きです。体調に気をつけてください…。更新も頑張ってください。 (1月5日 10時) (
レス) @page38 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 言い方あれなんですけど、みんな着いてくってピクミンみたいですね... (11月20日 20時) (レス) @page38 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 地球温暖化で冬はもっともっと冷え込むらしいので、体調にはお気おつけを...。更新は嬉しいですけど体調崩しましたの報告は悲しいですよ!!! (11月14日 17時) (レス) @page34 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫飴(プロフ) - さ、最近更新が多くて、すごくとても本当に嬉しいのですが……お身体は大丈夫なのでしょうか、心配です…。余計なお世話であれば申し訳ないのですが、どうかお身体には気をつけてお過ごしください…。更新、頑張って下さい！ (11月11日 11時) (レス) id: 6e020b870e (このIDを非表示/違反報告)
沙桜(プロフ) - お仕事頑張ってください！！！ (10月22日 15時) (レス) @page21 id: 0814c8ebc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年8月9日 2時
