第49話 ページ4
貴方side
休憩時間もそろそろ終わる
そんな頃に店のドアがノックされた。あと数分で開くのだから少しくらい待てばいいのに
せっかちな客もいたものだな。と少々ため息を吐きながらラビに目配せをする
ラビは渋々と言った様子で休憩室の方へ下がった。その姿を見届けてからドアを開けにいく
ガチャリと鍵を開けてゆっくりと開けば、そこに人はいなかった。はぁ？と言いそうになって我慢する
キョロキョロと周りを見ても人影はない。代わりに足元にメモの切れ端が置いてあった
それを素早く拾ってドアを閉じて鍵を閉めれば、この店の常連の情報屋からのメモだった
今夜にでも動くかも知れないから気をつけろ、との事。どうやら心配してくれたらしい
一瞬イラついたのがちょっと申し訳ない。取り敢えずメモは即燃やして置いて店は時間通りに開けた
天気が良いお陰で雨の間見なかったお客さんの顔が見れて少し嬉しく思う
小さなお客様にもらった鶴の折り紙をレジ横のカウンターに置いては自然と微笑んで
夜になると裏の連中が来ては、気をつけろ。とだけ言って帰って行った
結構好かれてるんだな。とか思いながら、そろそろ閉店の時間が迫って来た頃ドアが開く鈴の音が聞こえて来た
来たか？と顔に出さないようにしつつドアの方を見れば、そこには見覚えのある男が立ってて俺は卒倒しそうになった
だってそこにいたのは我々国軍の総統だったから。見間違いなんてありえない
あの船であった、アイツだ。もう、なに？何が起きた？と混乱する頭で取り敢えず声をかける
貴:いらっしゃいませ。
グ:あぁ、紅茶を一杯頂けるだろうか。
貴:はい、もちろんです、、、お好きな席へどうぞ。
とは言ったものの、思考回路は完全にパンクしている。ぱっと見護衛が見当たらない
もしかして一人！？といやいや、そんなまさか！！と脳内がお祭り騒ぎだ
閉店間際でもうだいぶ遅い時間帯。人ももういないし、追い返して閉めてもよかった
でもそれで帰る途中なんかあっても困る。いやでも、と考えている間にも総統は一番奥の窓際の席に座った
それを見て、混乱しながらもお冷とお試しのクッキーとメニュー表を持って席まで行った
貴:失礼、お冷とメニュー表です。こちらはお試しのクッキーです、よろしければお召し上がりください。
グ:おぉ！ありがとう。
なんだか少年のようなキラキラお目目でそう返事をされて、頭はもっと混乱した
なんだこの人
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ゆき - この作品シリーズ大好きです。体調に気をつけてください…。更新も頑張ってください。 (1月5日 10時) (
レス) @page38 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 言い方あれなんですけど、みんな着いてくってピクミンみたいですね... (11月20日 20時) (レス) @page38 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 地球温暖化で冬はもっともっと冷え込むらしいので、体調にはお気おつけを...。更新は嬉しいですけど体調崩しましたの報告は悲しいですよ!!! (11月14日 17時) (レス) @page34 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫飴(プロフ) - さ、最近更新が多くて、すごくとても本当に嬉しいのですが……お身体は大丈夫なのでしょうか、心配です…。余計なお世話であれば申し訳ないのですが、どうかお身体には気をつけてお過ごしください…。更新、頑張って下さい！ (11月11日 11時) (レス) id: 6e020b870e (このIDを非表示/違反報告)
沙桜(プロフ) - お仕事頑張ってください！！！ (10月22日 15時) (レス) @page21 id: 0814c8ebc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年8月9日 2時
