第61話 ページ16
貴方side
こんなに大勢連れて歩くのなんか初めてかもしれないな。とか考えつつ家具屋や雑貨屋を巡る
すれ違う我々国の国民達はあれらを見ると非常に嬉しそうな顔をしながら手を振る
戦争大好き国家だと聞いていたのに、他の国よりずっと平和だ。決して穏やかではない国民性のはずなのに不思議だ
こんなに愛されるなら、軍人としてやりがいもあるんだろうな。なんて、ぼんやり考えながら
割れてしまったお気に入りのカップと似たような柄がないかと雑貨屋を回る
鬱様はずっとブー垂れていて、コネシマ様とシャオロン様に叱られてる
別に何もないだろうし、帰ってもいいとは思うがはっきり帰れと言うわけにもいかないし
あれこれ口を出すのも面倒くさい。と思考回路を切り上げて無視を決め込んで買い物をしていれば
いつの間にか軍人様方とはぐれてしまっていた。しまった、ふらふら歩きすぎたか？
入っていた雑貨屋を出てキョロキョロと辺りを見渡して探していれば、後ろから聞き覚えのある声が飛んできた
オ:あれ？LastMoonの店主さん？？
貴:オスマン様。
オ:こんな所で1人でどうしたん？ひとらん達が付いてたんじゃなかったっけ？？
貴:それがいつの間にかはぐれてしまいまして、、今しがたそれに気がついた所です。
オ:ほんまに？？はぁ〜、コネシマとシャオロンはともかくひとらんは何してんねんやろ、、。
そうため息を吐きがならオスマン様は耳につけているインカムの白いボタンを押した
暫くすると話し始めた。俺はそれを視界に入れつつ、通り過ぎていく人々を眺めていた
不意に視界に入ったある男の進行方向に先回りして、わざと軽くぶつかりに行った
チッ、舌打ちされるのに小さく頭を下げて返しながら男が俺にぶつかる少し前にぶつかった老齢の女性に
男からスリ返した財布を手渡した
貴:探し物はこちらですか？マダム。
「あら！私ったら落としてたのね、ありがとう。
貴:いえいえ、お気になさらないでください。
「ふふふ、ありがとう。
優雅に二、三度頭を下げる女性にこちらを頭を下げて、去り行く後ろ姿を見送れば
話が終わって一部始終を見ていたらしいオスマン様が少し驚いた様子で声をかけてきた
オ:今の、スリからスリ返したん？？
貴:手先が器用なものでして。
オ:はえ〜、凄いな。うちにも器用な奴はおるけど、動き見えんかったんは久しぶりめう〜www
オスマン様の言葉にまさか軍人にスリの能力を褒められとは。と苦笑した
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ゆき - この作品シリーズ大好きです。体調に気をつけてください…。更新も頑張ってください。 (1月5日 10時) (
レス) @page38 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 言い方あれなんですけど、みんな着いてくってピクミンみたいですね... (11月20日 20時) (レス) @page38 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 地球温暖化で冬はもっともっと冷え込むらしいので、体調にはお気おつけを...。更新は嬉しいですけど体調崩しましたの報告は悲しいですよ!!! (11月14日 17時) (レス) @page34 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫飴(プロフ) - さ、最近更新が多くて、すごくとても本当に嬉しいのですが……お身体は大丈夫なのでしょうか、心配です…。余計なお世話であれば申し訳ないのですが、どうかお身体には気をつけてお過ごしください…。更新、頑張って下さい！ (11月11日 11時) (レス) id: 6e020b870e (このIDを非表示/違反報告)
沙桜(プロフ) - お仕事頑張ってください！！！ (10月22日 15時) (レス) @page21 id: 0814c8ebc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年8月9日 2時
