猿 ページ7
揉め事が怒っている場所に着くと、想像よりも状況は悪いらしい
数人の兵士、基私の部下達がアイリを囲むようにして立っている
「うーん、ちょっとめんどいかも」
独り言のように呟いたがレパロウには聞こえていたらしく、彼は苦笑した
「君ら、何してるの」
出来るだけ冷静に、落ち着いた声で兵士達に問う
兵士「Aさん、実は…」
どうやらアイリが兵士達の訓練の仕方に文句を言ったのに対し、彼らが言い返したそう
それにしてもよく怒るなこの女は
怒りすぎて顔真っ赤なんですけど
air「あんたねぇ、コイツらにどんな教え方してんの！？」
「どんな教え方とは？私は私のやり方で彼らを育てているのですが」
どうしてこんなにイライラするのかは分からないけど、どうしても言い返さずにはいられなかった
air「は？何その口の利き方。大体お前がそんなに弱いからこの雑魚達も…」
そう言いかけて止まった
1人の兵士がアイリの口を塞いだのだ
「ちょ、」
兵士「俺らは構いませんが、Aさんを侮辱しないで頂きたい」
幹部なら一般兵の腕などすぐに振り解けるだろうが、彼女はただ藻掻くだけ
「もう離していい。十分わかったでしょう、彼らには実力があるのだと」
ようやく口が聞けるようになったアイリは私の元へ来たかと思えば、手を振りあげた
パシッと乾いた音が響く
頬が熱くなるのを感じて、ああ今叩かれたのかと理解した
rp「幹部と言えども、身内に暴力を振るのはどうかと」
レパロウを先頭に、部下達が私を守るように立ち塞がる
air「何よ…！どうなっても知らないわよ」
バタバタと走って城へ戻っていくアイリにべ〜っと舌を出すレパロウ
rp「あんな顔真っ赤にして、猿みたいやな」
「君らほんとに立場危うくなったらどうするの…」
きっとあの女の事だから、この事は自分のいいように解釈して幹部に報告するだろう
そう考えると私の部下達がどうなるかも分からない
兵士「元より俺らはAさんの下に付きたいと願ってこの班に所属したんです。Aさんを守らなければ意味が無い」
rp「何が正義かなんて、俺らが決めることやで」
「…そっか」
とりあえず一旦戻ろう、と私は城に向かって歩いた
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九尾 - 初めてみましたがrpさんが出てきて驚きました！！クオリティがとっても高くて好きです！更新少しずつでいいので頑張ってください！！ (4月15日 17時) (
レス) @page4 id: ca525783bb (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - rp君新メンバーとして出てきて少ししか経っていないのに人格掴んでるの好きですわ。応援しています、執筆頑張って下さい！ (4月15日 6時) (レス) @page7 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
紅華鬼(プロフ) - 新人のrpくん居るのありがたい！この作品好きです！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (4月14日 22時) (レス) @page7 id: df438181e0 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - えぇなんかこの時点で好き……！！更新頑張ってください！応援してます！ (4月14日 19時) (レス) @page5 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病みﾁｬﾝ | 作成日時：2024年4月13日 15時
