第八十三話 ページ36
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「待ってくれ……！」
すると、入場口からセント・アルズの候補者が入ってきた。
「私はセント・アルズのキングルス」
「イーストンの人間に伝えたいことがある」
しかし、体はボロボロで、至る所から血を流している。
「ゴホッ…ゴホッ……ゲホッ……」
膝をついて倒れるキングルスを、慌ててマッシュが支える。
「我々セント・アルズは奴らに負け、この上家族に呪いをかけられてしまった」
「出場枠を譲ったのも本意じゃない！」
「我々は学校としての誇りより、家族を優先してしまった！」
「私たちが不甲斐ないばかりに……」
「すまない……！！」
「本当にすまない……！！」
『……ライオさん、少し席を外します』
「……あぁ、行ってやれ」
ライオの返事を聞いたAは、すぐにその場から姿を消した。
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「ウソ言っちゃいけねぇなァ……」
「そいつは大ホラ吹きだ」
「だいたい、学校の誇りとか謝りたいとか、上っ面かきもいいところだね」
「そもそも家族を天秤にかけられて目的を諦めるなんて、甘すぎて俺ならしねぇなァ」
「覚悟ねぇ、雑魚が夢見てんじゃねーよ」
その瞬間、キングルスは魔法によって体を貫かれた。
ランスとドットも駆けつけようとするが、黒い魔法によって閉じ込められた。
「一人ずつ引き離して」
「6人全員で血祭りにしてやるよ」
「行くぞ〜！」
すると、ヴァルキス校の魔法がマッシュに向かって飛んでくる。
ドォンッ
「はい、まず一人……」
が
その魔法は、大きな人形の頭や、音符によってマッシュに当たることはなかった。
「6対1とはフェアじゃないね」
「ねぇ、お母さん」
そこには、アベル、アビス、マカロン、が立っていた。
「また人形に話しかけてる……」
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りんごあめ(プロフ) - しぃさん» 教えてくださりありがとうございます！とても助かりました！ (3月29日 23時) (
レス) id: db7ca037e4 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外せてないですよ〜💦 (3月29日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月29日 20時
