第七十八話 ページ31
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その頃───
魔法局では、マッシュの三魔対争神覚者最終試験への参加が許可されていた。
「現状、魔法学校には3つのエリート校がある」
「イーストン魔法学校」
「セント・アルズ魔法学校」
「ヴァスキス魔学校」
「各校それぞれで優秀な神覚者候補を出し、最終試験でその候補が競い、一人の神覚者を決める」
不死の神杖であるレナトス・リボルは、マッシュに向かってそう言った。
「どぅが！！状況が変わった！」
「ヴァルキス魔学校にイノセント・ゼロの兄弟が学生として紛れ込んでいる可能性がある」
「そして、奴らの目的はこの最終試験で与えられる神覚者の証、」
「“はじまりの杖”」
「この杖は祭典として形式的に渡されるものだが、その実、膨大な魔力が込められている」
「その魔力を使って……ム……？」
レナトスは、先程から反応のないマッシュを見た。
死んどる……
情報量が多すぎて死んどる……
「……つまり、お前は大会に乗じて闇の魔法学校を潰すんだよ」
「……」
「もちろん、険しい戦いになるだろう」
「ヴァルキス校の代表者3人は今までと桁違いの強さだろう」
「特にトップの“ドミナ・ブローライブ”は魔法界学生最強」
「！」
レナトスの言葉に、オーターは少し動揺を見せた。
「ボクヤミノマホウガッコウコロス」
「ボクヤミノマホウガッコウコロス」
マッシュはマッシュで、情報量の多さから頭がパンクしている。
「そんでその大会を勝ち抜きゃ、晴れて試験に合格し、」
「神覚者として世界に認められる」
「これが、最後の試験……」
「それでいいよな、オーター」
「ドミナ・ブローライブ……」
「フン」
「私は私で行動する」
「後は好きにしろ」
オーターは眼鏡のブリッジを上げてそう言うと、姿を消した。
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りんごあめ(プロフ) - しぃさん» 教えてくださりありがとうございます！とても助かりました！ (3月29日 23時) (
レス) id: db7ca037e4 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外せてないですよ〜💦 (3月29日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月29日 20時
