第四十九話 ページ2
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「アナタの本気を見せてちょうだい」
マカロンはそう言うと、マッシュに向かって杖を構えた。
───「サウンズ ファ」
楽譜のようなものが、拳のような形になってマッシュを襲う。
マッシュも、それに拳で対抗するが、通用せずに耳から血が吹き出した。
「ちんけな魔法と一緒にしないでちょうだい」
「殴ってどうこう出来る代物じゃないのよ。私の魔法は」
「つまり、アナタとの相性は最悪なのよ」
───「サウンズ ファ」
迫り来る魔法にマッシュは構えるが、それも意味はなく弾き飛ばされた。
「防ぎようがない……」
「内から来る感じ……」
「このままじゃ負けちゃうよ……」
「どうにかならないの？Aちゃん」
『……これは、マッシュくんの試合だから私たちが何かすれば、』
『それはマッシュくんの試合ではなくなってしまう』
『今の私たちに出来ることは、マッシュくんを信じるだけだよ』
「ちょっと期待外れもいいとこね」
「残念だわ。アナタは私のタルタルではなかったみたいね」
───「サウンズ サラウンド オーケストラ」
マカロンがそう唱えると、マッシュを囲うように楽器が現れた。
「終わりよ」
そして、マカロンの魔法がマッシュに迫った。
ドォンッ
「マッシュくん！！」
『っ……』
「やっぱり、手も足も出ないか……」
「圧倒だったな。やっぱりマカロンは正真正銘の天才だ」
皆がマッシュの負けを確信した時、土煙が晴れ、マッシュの姿を探すが、そこにマッシュの姿はなかった。
「いない？！」
すると、突然マカロンは地面に埋まり、地面からマッシュが出てきた。
「まさかアナタ……」
「音が響かないように……」
僕は見ていたぞ……
マッシュは魔法を受ける前に地中に飛び込んだ……
音は振動……
届くまでに障壁があるほど、振動は小さくなる……
つまり、地中に入ることで防音した？！
いや、音って伝わるのメッチャ速いはずなんだけど…、コワッ……
『……もう、何でもありだ』
その通りである。
───「クアドリ セップス魔法」
そう言うと、マッシュはとある構えをした。
───「ギロチン キック」
マッシュの蹴りは、マカロンの顔面に当たり、マカロンは吹っ飛んだ。
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りんごあめ(プロフ) - しぃさん» 教えてくださりありがとうございます！とても助かりました！ (3月29日 23時) (
レス) id: db7ca037e4 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外せてないですよ〜💦 (3月29日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月29日 20時
