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「しげってさぁ、神ちゃんのこと好きやんな。」
流星と珍しく2人で飲みに来ていた。
突然そんなことを言い出すものだから、口に含んだアルコール飲料が吹き出るところだった。
「え、何。これほんまのこと言うていいやつ？それともドッキリ？バラエティした方がいい感じ？」
「ちゃうよ。カメラないし、ガチのやつ。だって今更隠す必要ある？絶対好きやん。」
「まぁ、好きやけど。だって可愛いやん。目とか肌とか、声もそうやし。存在が可愛い。頬っぺたとか食べたい。あと太もも。でも踊ってるときの顔は格好良い。あと楽器弾いてるときの、」
「ちょ、一旦ストップ。思いのほか気持ち強すぎてついて行かれへん。」
お前から切り出したやんけ、と言いかけたがやめた。今のコイツは俺の弱みを握っている。よりによって同期である流星が。
すると彼は牛タンを頬張りながら、真っ直ぐ俺の顔を見る。
「で、気持ちは？いつ伝えるん。」
「おい待て、伝える前提か？あと食うか喋るかどっちかにせぇや。」
「そら伝える前提やろ。伝えなどうすんねん。それでこそ恋は加速するもんや。」
無駄にイケメンな顔で俺を見るな。ええこと言うたやろ、のドヤ顔をするな。そこまでええことでもないし。あとミノちゃうんかい。
とはいえ、心のどこかで気持ちを伝えたいとは思っていた。
グラスに半分ほど残っていたハイボールを飲み干し、
「今度のツアー、上手くいったらかな。」
「引退試合前の運動部みたいなこと言うなよ。」
ふと、流星の顔が好きと言っていた神ちゃんを思い出した。
タレをテーブルに零しながら、またしても牛タンを食うコイツの顔は、俺から見ても格好良いと思う。不本意だが。あとそろそろミノを食べてほしい。
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かみ(プロフ) - 蒼乃碧さん» はじめまして！コメントありがとうございます^^ 初投稿なのでグダグダかもしれませんが、お時間があるときにでもまた読みに来てくださいね！ (3月30日 21時) (
レス) id: 39c448f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして！かみしげでシゲがこんなに可愛いの好きです！続き楽しみにしてます^_^ (3月29日 15時) (レス) @page3 id: d378d34ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみ | 作成日時：2024年3月29日 8時
