【d!】恋に落ちてしまったため【zm】 (ページ10)

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第十話ページ10

朝、学校につき一ノ瀬さんに挨拶をした。

すると一ノ瀬さんはおはようとかわいらしい声で返してくれた。

やっぱり今日もかわええな。

そう思いながら見ていると、一ノ瀬さんが、あ、そういえば。と俺に話しかけてきた。

『鳥居君、今私たち付き合っているから、どうせだし私の事は一ノ瀬さんじゃなくて、Aって呼んでよ。』

なんだこのかわいい子は。

国宝に認定してもいいレベル。

守りたい、この笑顔。

なんて馬鹿げたことを思いながら、わかった。A。と呼ぶとAはうなずいた。

あ、それじゃあと思い、

「じゃあ、俺の事も、鳥居君じゃなくてゾムって呼んでほしい。」

そういうと、わかった。これからよろしくねゾム君。と言われた。

俺の耳が浄化してしまいそうなレベルだった。

そんなことを話していると向こうから聞きなれた声がたくさん聞こえた。

「おーいゾムー。ってあれ、一ノ瀬さん？」

向こうからはシャオロン、コネシマ、そして大先生が来ていた。

「なんや二人で話しとったん？」

コネシマが聞いてくる。

そうやで、と返そうとすると向こうから、何してんねん。というロボロの声が聞こえた。

「ようゾムって、えっ、Aやん。」

ロボロはAの事を呼び捨てで呼んでいた。

なに勝手に呼んでんねんとキレそうになると、

『あっ、ロボロじゃん。ヤッホー。』

Aがロボロの事を呼び捨てで呼んでいた。

は？どういうことやねん。