【d!】恋に落ちてしまったため【zm】 (ページ3)

今日:6 hit、昨日:32 hit、合計:8,894 hit

第三話ページ3

「はあ！？お前、もう別の人好きになったん？」

コネシマは、俺の鼓膜を破る勢いで言った。

「それも、新しく好きになったのは、あの一ノ瀬さん！？」

シャオロンも驚いた声で言う。

大先生は少しドヤリながら、

「ほら言ったやろ？ゾムの事だからすぐに新しい人できるって。まあ、付き合ってはないけど」

と、少し腹立たしい顔をしながらこちらを見てくる。

「大先生ウザ。」

「ゾムさん、辛辣ぅー。」

大先生の声で、少し鳥肌が立ったがいつも通りかとスルーした。

大先生はえっ、無視？と、少し悲しそうに言っていたが、それさえも無視していたら、

「そんなん言うんやったら、ゾムにアドバイスしてやんなーい。」

そう、まるで子供のような口調で俺に伝えてきた。

やばい。

俺は大先生にどうすれば、イイ感じになるかアドバイスをもらうために来てもらったのに、

大先生に教えてもらえなかったら、せっかく自分の部屋をきれいにしてまで呼んだ意味がなくなる

「す、すまん大先生。ついやりたくなってもうて。それで鬱先生！アドバイス教えてください！！」

大先生は、任せとき！と自信満々で言った後、少し考え始めた。

すると大先生はそうやなーと話し始めた。

「ゾムが好きになったんはAちゃんやね。そうやな、Aちゃんはどちらかというとおとなしめだから、グイグイ行った方がええかもしれへんな。ああいう性格は自分から行くのにためらってしまう子が多いねん。せやから、ゾムは待っているよりかはできるだけ積極的に行くとええかもしれへん。」

大先生が言うことは、何故か普段より納得してしまうことが多い。

コネシマやシャオロンも確かにー。とつぶやいていた。

大先生が言っていることは確かにそうかもしれない。

自分から積極的に、、、。グイグイ、、、。

よしっ、明日からやってみるか。

そうと決まれば即行動。

明日のために色々と準備をしておかなければ。

俺は、大先生に感謝を告げ、そのまま三人を帰らせた。

この俺、鳥居希、頑張ります！

、、、誰に向けて言っているんだ俺は。