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sha「へぇ、じゃあ今回も恋のキューピッドやって来たんやね」
『そんなつもりないし、これで例の幼馴染ちゃんに逆恨みされててたら最悪だよ』
sha「流石にアイツも勘違いだってこと説明しとるやろ」
『そうだといいんだけど…今頃新しいカップルとして一緒に下校してるんだろうなぁ』
長い廊下を横並びで歩きながら、私の愚痴に相槌を打ってくれるシャオロン。ガサガサと音を立てているゴミ袋を横目で見ると、某チップスのお菓子の袋やティッシュなどのゴミが詰め込まれている。
そういえばシャオロンは野球部に所属していた気がしたが、今日は部活動が休みなのだろうか？
sha「Aさんはこれから帰るところ？」
『そうだね、そろそろ私も帰ろうかな。シャオロンは部活の集まり？』
sha「あー、同好会みたいなやつやな…せや、Aさん暇やったらウチの同好会に相談しに来てや！
別に今日じゃなくてもええから、相談したい時声かけてくれれば部屋開けるで」
『同好会…野球部が休みの日にやってる感じ？』
どこか困ったように頬を掻きながら眉をハの字に歪めるシャオロン。どうやら同好会という名の一部生徒の溜まり場になっているらしい。
同好会として活動するために部室を支給された以上、実績を上げなければならないらしく、相談を解決して実績として提出したいとのことだった。
簡単にいえば私が相談者として実績を上げる手助けをしてほしい、そして私の悩みも解決してWin-Win。というのがシャオロンくんの意見。
『私の悩みが解決できるとは思わないけど…』
sha「任せとけ！こっちには恋愛経験豊富なメンツが揃っとんで！」
あまり期待はしないでいた方が良さそうだ。彼の自信満々な姿を見て、不安になってしまうのは仕方のないことだと思う。シャオロンは人当たりの良さから周囲の人間から慕われてはいるものの、彼の距離の詰めかたに少し腰を引いてしまう人がほとんどだろう。
『まぁ、検討だけしとくよ』
ゴミ捨て場に向かうシャオロンと別れ、一人下駄箱に向かう。少し先に見える校門には例の二人の姿と思しきものは見当たらず、ほっと一人胸を撫で下ろして帰路につくのだった。
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どどまる(プロフ) - ゆずごろもさん» 細かな点に気づいていただけて嬉しいです！今作もよろしくお願い致します！ (1月25日 23時) (
レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 箱の湯さん» 前作から…！ありがとうございます！今後も不憫な夢主ちゃんとの掛け合いをお楽しみいただけるよう、精進して参ります！ (1月25日 23時) (レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずごろも(プロフ) - 口癖が完璧すぎて最早LOVEでふ (1月25日 22時) (レス) @page9 id: b79b00a0df (このIDを非表示/違反報告)
箱の湯(プロフ) - 前作を読んで影で密かに応援していたものです…！通知が来たことを確認して、今作品を拝読させて頂いたのですが…。夢主ちゃんのポジションが、不憫な学生の女の子という設定がとても好みで非常に美味しかったです…！！d!メンバーさんたちも同学年なのがいいですね…！ (1月25日 22時) (レス) @page8 id: 23839ce7d7 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 田中さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…！今作も是非お楽しみください！ (1月25日 12時) (レス) @page4 id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどまる | 作成日時：2024年1月24日 21時
