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zm「フーン！合法的にゲームができる許可証だぜ！」
ut「…ん？どゆことや」
kn「そんなもん貰った…ってか、誰に許可してもろたん？」
ゾムさんの広げた用紙には、この同好会がゲーム研究会として活動することを許可するものだった。
どうしてこんなものを同好会のメンバーでもないゾムさんが持っているのか、こんな許可証を本当に教師が容認しているのかなどの疑問が浮かんでくる。どうやらそれらの疑問は彼らも抱いていたようで、矢継ぎ早にゾムさんに質問を繰り返している。
rbr「ほんまに先生たちが許可してくれたん？書類偽造は犯罪やで？」
zm「なんやお前、疑うんか」
ut「自分たちで言うのもアレやけど、正直存在が容認されるような同好会ではないと思うねんな。ココ」
zm「それはそう」
kn「その紙がほんまやったとしても、それをゾムが持ってるんが一番訳わからんけどな」
コネシマの質問に、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに指を鳴らすゾムさん。
どこか誇らしげな表情が鼻につくが、そんなことを気にしていないといった様子で彼は口を開いた。
zm「ここでサボれんくなるの嫌やから、勝手に同好会に入った体にして先生のこと丸め込んだったわ！」
鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしている3人。きっと私も同じような顔をしているのだろうが、仕方のないことだろう。それほどまでにゾムさんの発言は突拍子のないものなのだから。
動機は不純で、やっていることもあまり褒められたものではないが、彼の行動でこの同好会が存続する事になったのも事実。こんなに行動力のある人間は初めて見たかもしれない。
zm「これを報告したかってん。じゃ、俺部活戻るわ。またな」
kn「おう、お疲れぃ」
ガタリと椅子から立ち上がり、ひらひらと手を振って出ていくゾムさん。なんともまぁ、嵐のような来客だった。
コネシマは彼のこのような突拍子のない行動に慣れているのか、それとも興味を失ったのか、ひらひらと軽く手を振っている。
『えっ…何あの人、凄い…アレだね、個性的というか』
kn「おもろい奴やろ？」
ニッと眩しい笑顔を浮かべるコネシマには申し訳ないが、面白い先輩という印象より、とんでもない人だという印象の方が強いかもしれない。
ハハ…と乾いた笑いはなんとも言えない空気の中、誰かに拾われることもなく宙に溶けていった。
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どどまる(プロフ) - ゆずごろもさん» 細かな点に気づいていただけて嬉しいです！今作もよろしくお願い致します！ (1月25日 23時) (
レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 箱の湯さん» 前作から…！ありがとうございます！今後も不憫な夢主ちゃんとの掛け合いをお楽しみいただけるよう、精進して参ります！ (1月25日 23時) (レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずごろも(プロフ) - 口癖が完璧すぎて最早LOVEでふ (1月25日 22時) (レス) @page9 id: b79b00a0df (このIDを非表示/違反報告)
箱の湯(プロフ) - 前作を読んで影で密かに応援していたものです…！通知が来たことを確認して、今作品を拝読させて頂いたのですが…。夢主ちゃんのポジションが、不憫な学生の女の子という設定がとても好みで非常に美味しかったです…！！d!メンバーさんたちも同学年なのがいいですね…！ (1月25日 22時) (レス) @page8 id: 23839ce7d7 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 田中さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…！今作も是非お楽しみください！ (1月25日 12時) (レス) @page4 id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどまる | 作成日時：2024年1月24日 21時
