先輩…？ ページ23
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kn「大先生は恋愛マスターやからな」
rbr「ほんまに大先生まともな恋愛した話聞いたことないんやけど、そういう呪いでもかかっとんのけ？」
『中途半端な優しさで沼らせる天才じゃん、すごいね』
ut「お前ら事実陳列罪は重罰化されたんやぞ」
今日も今日とて机を囲んでだらだらと話していると、不意に勢いよく部室の扉が開かれた。
突然の起きな音に思わず体が固まる。バクバクと高鳴る心臓をよそに、その音の主がいるであろう扉に視線を向けた。
「チーッス！お前らに朗報や…で？」
kn「おうゾムやん」
rbr「お前ここ建て付け悪いねんからもう少し静かに開けてくれ」
「おう、え？誰ですか？」
大きな音を立てながら扉を開けたその人は、フードをかぶってこちらを見るなり困惑した声を上げている。おそらく彼らと仲のいい生徒なのであろうが、同学年でこんな人は見かけた覚えがない。もしかしたら私が知らないだけかもしれないが。
お互い困惑した表情でコネシマ達を見ると、そう言えば初対面か、と呟いて軽くお互いを紹介する流れに。
kn「こちらがゾムさん、一個上の先輩やね。部活は剣道部やけど、たまにこうして遊びに来る人ですね、ウン」
zm「あ、ゾムですぅ。初めまして？」
kn「ほんで、こちらがAさん。お悩み相談でここにきとる人やね。ほぼ同好会に所属してるようなもん」
『初めまして、ゾム先輩…？』
初めて出会った先輩に、思わず背筋がピンと伸ばされる感覚。高校に入ってからは、基本委員会や部活動以外で先輩と触れ合う機会はないと思っていたため、どこか緊張してしまう。
どうやらゾムさんは私がここに居るとは思っていなかったらしく、どこか居心地の悪そうな表情でチラチラとこちらを見ている。
あからさまに緊張しているゾムさんを見て、緊張してんちゃうぞ！と捲し立てているコネシマ。
先輩にそんな口を聞いていいのかとヒヤヒヤしたが、どうやら彼らは私の想像していた先輩後輩という関係ではなく、ただの友人として接しているようだ。
rbr「そういやゾム、朗報って言うとったけど何なん？」
zm「お！すっかり忘れていたぜ！」
ゾムさんはゴソゴソと自身のポケットに手を入れると、そこから出したのは一枚の紙。綺麗に折られているが、ポケットの中でシワがついてしまったであろうそれを自信満々に見せてくる。
はて、と小首をかしげる彼らと同じようにそれを見つめていると、ゾムさんはバサリと大袈裟にそれを私たちの眼前に広げた。
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どどまる(プロフ) - ゆずごろもさん» 細かな点に気づいていただけて嬉しいです！今作もよろしくお願い致します！ (1月25日 23時) (
レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 箱の湯さん» 前作から…！ありがとうございます！今後も不憫な夢主ちゃんとの掛け合いをお楽しみいただけるよう、精進して参ります！ (1月25日 23時) (レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずごろも(プロフ) - 口癖が完璧すぎて最早LOVEでふ (1月25日 22時) (レス) @page9 id: b79b00a0df (このIDを非表示/違反報告)
箱の湯(プロフ) - 前作を読んで影で密かに応援していたものです…！通知が来たことを確認して、今作品を拝読させて頂いたのですが…。夢主ちゃんのポジションが、不憫な学生の女の子という設定がとても好みで非常に美味しかったです…！！d!メンバーさんたちも同学年なのがいいですね…！ (1月25日 22時) (レス) @page8 id: 23839ce7d7 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 田中さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…！今作も是非お楽しみください！ (1月25日 12時) (レス) @page4 id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどまる | 作成日時：2024年1月24日 21時
