魔法の使えない男と愛され少女4

１２６☆ ページ10

sideなし




マイク「逃げんなよ？」ｽｩ
『はいはい』

マイクは紫色の毒々しい色をした大きな鎌をどこからか取り出した

『鎌？』
マイク「これは毒で出来た鎌、コイツで切られたヤツは毒が入って死ぬ」
マイク「死ぬまで痛みは続いてく」
『ほー、なら私もそれで行こ』ﾋﾟｯ
マイク「！」

小指を切って出てきた血でAはマイクと同じように大きな鎌を作り出した

マイク「真似って、俺のファンかよ」
『…………』
マイク「だがなぁ、俺とお前の間には埋められねぇ差があんだ……………！？」
『話長い』

鎌を回しAを挑発するマイクの肩から突然血が吹き出した
マイクが気付かぬうちに背後を取ったAはマイクを切りつけた

マイク「！？」
『埋められない差？下はもちろんあなたでしょ？』
マイク「くそが！」
『あら』
マイク「傷ができちまったなぁ、毒が回るなぁ」
マイク「お前が俺を切る前にお前の体は毒に壊されるんだよ！」
『………………』
マイク(俺は何年もこの鎌使ってきてんだ！それにアイツは毒で動かなくもなってきてる！勝てる！)

強気に笑ったマイクがAに向かって鎌を振りかざした瞬間Aは鎌を器用に回してマイクの鎌をぶった切った

マイク「何！？」
マイク「毒で動けないんじゃ！」
『そんなの誰が言った？私に毒は効かないけど』
マイク「はぇ？( ᐙ )？」
『じゃ、おつかれ』ﾍﾞｰ

マイクを気絶させたAは頬の傷から垂れた血を指でとって舐めるとつまらなそうな顔をして扉の方へ歩き始めた

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