魔法の使えない男と愛され少女4

１２３☆ ページ4

sideなし




マ「まぁ昔からのことだし今は納得出来ないかもしれませんけど」
マ「この魔法界の1番になって、証明してみせるよ」
マ「魔法使えなくてもいいじゃないってね」
ウォ「ほっほほほほ」
『！』

そう言い放ったマッシュの横に突然ウォールバーグ校長が姿を表した

ウォ「彼の処遇は神覚者試験後と魔法局で決まったのじゃ」
ウォ「どうかここはもう暫く待ってくれないかのぉ」
ウォ「一生のうち1人と出会えるか分からないもんじゃ」
ウォ「自分のために声を張ってくれる人間は」
ウォ「良い友達を持ったのぉ、君たちはわしの誇りじゃ」
『…………』ﾆｺｯ
マ「この学校に入って大切なものが沢山出来ました」
マ「だから、必ず神覚者になります」

曇っていた空が晴れ出す
雲の隙間から太陽の光が漏れる
マッシュの目はやる気と決意で満ち溢れていた

レ「Aちゃん！傷は！」
『なんてことないから平気！』
フィ「いや結構血出てるよ！？」
マ「…………」ｷﾞｭｯ
『マッシュ？』

血を乱暴に拭くAをズイズイと近づいてきたマッシュが抱きしめた
少し苦しそうなAは不思議そうにマッシュを見上げた

『どうしたの？』
マ「いつもありがとう、僕のために」
『どうしたの？急に』
『当たり前なことをしただけだよ？』
レ「私からも、ありがとうございましたAちゃん」
レ「かっこよかったです！結婚しましょ！」
ラ「助けに行けず悪かった、お詫びに結婚するぞ」
ド「なんでだよ！Aちゃんが可哀想だろぉが！」
フィ「大丈夫？Aちゃん」
『うん！』

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