彩澄side ページ26
ドサッ
今日ために昨日買ったスタンガンをキヨ君の首元に当てると、すぐに気を失い倒れた。
本当はキヨ君を傷つけなくなかったけれど、終わりなんて言ったキヨ君が悪いんだよ?
私はキヨ君と一緒に居たいだけ、でもそれにはあの女の存在が邪魔なの。
「…どうして私じゃなくてあの女なの?」
顔だって私の方が可愛いし私の方がキヨ君を愛しているのは明確なのに……
もうこうなったら、偽造でもキヨ君との身体の関係を作って勘違いさせてやろうという考えに至り、キヨ君を寝室へと運ぶ。
「…よい、しょ。やっぱり細くても男の人は重たいんだぁ」
気絶しているから尚更の事、キヨ君を運ぶのには相当な力が必要だった。
キヨ君の服を脱がせ、自分も脱ぐ。
寝ているキヨ君の腕を私の頭の下へと動かし、腕枕のような状態にした。
「これが、キヨ君の腕かぁ……♡」
細身の割に意外と筋肉があって、枕にしては硬かった。
私キヨ君に触れてる…キヨ君と寝てる……!
あぁ……愛しのキヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君キヨ君
写真を撮り、あのクソ女のトーク画面を開いた━━━━。
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作者名:ひじき | 作成日時:2023年12月9日 19時