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Aこの写真、どういうことですか
彩澄見たまんまに決まってるじゃないですか笑
そういう関係になったんです。私とキヨ君



まさか。そんな事有り得るはずない。


だってキヨは私の事が好きだし、あんな会ったばかりの女性を好きになるようなチョロい人間じゃない。




…はずなのに。


彩澄さんの言ってることが嘘ならこの写真の説明がつかない。



確かにここ最近のキヨは彩澄さんの名前を口にすることが多かった。


この前なんて
キヨ「お前、最近前田さんに会ったりしてない?」
と聞かれた。


その上家の場所まで聞かれ、どう考えても彩澄さんに気があるとしか考えられない。


彩澄キヨ君言ってましたよ笑
Aを好きなのは動画でのキャラで、実際はそんな事ないって笑

彩澄あ、そういえばコレも貴方からの贈り物みたいですね!


その文と共に、私が誕生日プレゼントとしてキヨにあげた財布がゴミ箱に入っている画像が送られてきた。


彩澄キヨ君も嫌がってますし、彼女として彼氏の周りに女の子が居るのは良い気しないので、もうキヨ君に関わらないでくださいね!


そこで彼女からの連絡は途絶えた。




私はその日から、極端にキヨを避け始めた。




キヨside


彩澄「すみません、"キヨ"さん」


「あれ、前田どうしたんですか?何か忘れも…」


…ん?今俺の事、キヨって…?


彩澄「はい。忘れ物です。キヨさんの連絡先を貰いに来ました」


「…すみません。今スマホ修理に出してて持ってないんです。IDも設定してないので。」


彩澄「ズボンの右ポケットに入ってますよね?さっき見てましたよ。」


こいつ、悪質な俺のファンか。
人の善意を利用して近づこうだなんて、最低だな。


彩澄「あ、断ってもいいんですけど、断った場合はAさんに何か起こるかもしれませんね。」


「は?何でそこでAが出てくんだよ。関係ないだろ。」


彩澄「だって私のキヨさんなのにあの女ベタベタ鬱陶しいんですもん!キヨさんも、動画だからってアイツにデレなくていいんですよ!?」


「俺はキャラなんかじゃなくて本当にAが好きでやってるだけだ。」


彩澄「…はぁ、めんどくさ。もういいですよ。Aさんに何か起きても知りませんから」


「……チッ、連絡先交換するだけだ。Aにも手出すな。流出なんてさせたらただじゃおかねぇぞ。」


彩澄「分かってますよ笑
  ではまた。」

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設定タグ:ゲーム実況者 , キヨ , 恋愛ギャグ小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ひじき | 作成日時:2023年12月9日 19時

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